企業理念
創業者 御木本幸吉の創意工夫と挑戦の精神を受け継ぎ、世界最高水準の商品とサービスを提供し、お客様の美と健康に貢献します。
御木本製薬の歩み
一粒の輝きに捧げた生涯
創業者である御木本幸吉の生涯は常に真珠とともにありました。鳥羽のうどん屋「阿波幸」の長男として生まれた幸吉は、14才で青物商を始め、穀物商、海産物商と商売を変えていく中で真珠と出会い、その養殖を一生の仕事と決心します。それから成功までの道のりは長く険しいものでしたが、不屈の精神と自らの意志を貫く信念を持ち続けた幸吉は「真珠は幾百もの偶然が重なって生まれる自然の産物」という有史以来の常識を見事に覆し、真珠の養殖法を発明しミキモトパールの名を世界中へ広めました。 この功績により「世界の真珠王」と呼ばれた幸吉は、事業家として、また国際人として活躍し、ミキモトグループを一代で築き上げたのです。発明家として、事業家として、そして国際人として、独自の哲学を有していた幸吉はさまざまな名言を残し、それらは幸吉の生き方とともに、今なおミキモトグループ社員の心のなかに深く息づき、美しく輝く一粒の真珠のように人々を魅了し続けています。
発想の転換からスタートした画期的研究
昭和18年(1943年)、太平洋戦争という暗雲の中、御木本幸吉は未知の新事業に踏み出しました。奢侈品禁止令による真珠の製造・販売禁止と、日米通商協定の破棄による真珠の輸出停止というまさに絶体絶命の状況での英断です。「真珠を飲むと不老長寿を保ち、美と健康に輝く」という漢方思想にかねてから着目していた幸吉は、製薬会社を興すことを決意し、真珠から薬品をつくる研究開発を始めました。ほどなく真珠カルシウムの製造に成功し、特許出願を行って昭和24年(1949年)には医薬品「パールカルク」の製造販売が開始されました。「真珠を薬として科学する」独創的な製薬会社の誕生には「禍を転じて福となす、というのが僕の信条でね」と語った幸吉の前向きな人生観が大きく反映されています。
会社概要
商号 | 御木本製薬株式会社 |
所在地 | 本社・工場 :三重県伊勢市黒瀬町1425 Tel.0596-21-3387 東京事務所 : 東京都中央区銀座5-15-8 時事通信ビル9F Tel.03-3542-3933 |
関係子会社 | 株式会社ビーエス・ラボ(OEM事業) |
関連会社 | 株式会社ミキモト、株式会社御木本真珠島 |
創業 | 1943年 |
資本金 | 9,000万円 |
従業員 | 約300名(2019年現在) |
技術沿革
1894年-1980年
1894 | 半円真珠の製法特許出願(特許第2670号) | |
1908 | 真円真珠の製法特許出願(特許第13673号) | |
1942 | 貝殻又は真珠を原料としたリン酸カルシウムの製法特許出願(特許第157205号) | |
1943 | リン酸カルシウムの製法改良特許出願(特許第173592号) | |
1966 | ミキモトセイヤク化粧品誕生(昭和41年)〜ミキモトコスメティックスのルーツ〜 | |
1966 | 化粧品製造業の業態許可を取得 | |
1970 | 真珠コンキオリン開発 | |
1975 | 真空乳化装置導入 | |
1979 | 大型真空乳化装置導入 |
1981年-1990年
1981 | 新工場竣工(第一期工事) | |
1982 | 無香料無着色スキンケアシリーズ発売 | |
1984 | 三重大学との共同研究開始 | |
1985 | 「超純水」製造装置導入〈水にこだわった化粧品づくりを開始〉 | |
1985 | 「抗酸化作用」の研究開始 | |
1988 | 液晶を含む化粧料 特許出願(特許第1681692号) | |
1989 | 合成ベントナイト利用エマルション技術特許出願(特許第2116902号) | |
1990 | 「液晶技術」製品化 | |
1990 | 富山医科薬科大学との共同研究開始 |
1991年-2000年
1991 | DDS(ドラックデリバリーシステム)評価開始 | |
1992 | 超高圧乳化装置導入〈ナノテクノロジーをいち早く導入〉 | |
1992 | 新工場竣工(第二期工事) | |
1993 | 界面活性剤を使用しない「NS乳化技術」製品化 | |
1993 | 計量システム導入 | |
1994 | 第18回IFSCCイタリアベネチア大会発表「NS乳化技術」 | |
1995 | 第45回工業技術賞受賞「NS乳化技術」 | |
1995 | (株)ビーエス・ラボ設立(OEM事業開始) | |
1995 | 新型真空乳化機導入(高速回転・高速せん断) | |
1997 | 真珠関連遺伝子解析でNature誌に論文掲載(Nature 387, 563-564) |
2001年-2010年
2001 | 高圧乳化技術特許出願(特許第4756493号) | |
2002 | 高速試供品充填機導入 | |
2006 | 東京大学との共同研究開始 | |
2007 | 順天堂大学との共同研究開始 | |
2007 | 「ナノ化エマルション製法技術(特許第5230965号)」製品化 | |
2008 | 「ナノCLCカプセル技術(特許第5642924号)」製品化 | |
2008 | 化粧品の保存効力性の予測に関する論文掲載(防菌防黴, 36(11), 741-748) | |
2009 | カートナー導入 | |
2009 | ミニボトル自動供給充填機導入 | |
2010 | 「ファイバークロス技術」製品化 | |
2010 | 「画像解析による重層剥離評価法」学会発表(第35日本香粧品学会) |
2011年-
2012 | 「美容トリートメントによる生理的・心理的効果」 論文掲載(日本統合医療学会誌,5(1):79-82,2012) |
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2012 | アコヤガイの全ゲノムを世界に先駆けて解明し論文掲載(DNA Research(電子版)) | |
2013 | 「超純水」新システム設置(RO膜(逆浸透膜)新設) | |
2013 | 6連ロードセル充填機導入 | |
2014 | 抗菌タンパク質S100A7に関する論文掲載 (British Journal of Dermatology,171(4):742-53,2014) |
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2014 | 肌評価に関する論文掲載(日本香粧品学会誌, 38(2):87-91) | |
2015 | 真珠素材研究棟竣工 | |
2015 | 「The roles of host defense protein S100A7/psoriasin in the skin」第4回東アジア皮膚科学会議(EADC 2016) | |
2016 | ISO22716(ISO化粧品GMP)適合認証 | |
2016 | 新型電子顕微鏡導入 | |
2016 | 「Host defense protein S100A7/psoriasin regulates pores in the epidermis: aquaporins and tight junctions」第40回日本研究皮膚科学会(JSID) | |
2017 | シート状マスクの化粧セット(特許登録 第6151032) | |
2017 | コレステリック液晶成分と、表面が親油性の水不溶性粒子と、水相を配合した組成物(特許登録 第6213973) | |
2018 | 「ハンドマッサージによる前頭前野における脳賦活および自律神経への影響」学会発表(IFSCCミュンヘン大会) | |
2018 | デンドライト伸長抑制剤及び美白用化粧料(特許登録 第6454097) | |
2019 | ISO22716(ISO化粧品GMP)適合認証 継続承認 | |
2019 | 皮膚の輝きを改善する化粧料(特許登録 第6480134) | |
お問合せ
御木本製薬株式会社OEM事業部
本 社: | 三重県伊勢市黒瀬町1425 Tel.0596-21-3387 |
東京事務所: | 東京事務所 : 東京都中央区銀座5-15-8 時事通信ビル9F Tel.03-3542-3933 |